電気代大幅値上げに対抗!スーパーも新電力を選んで買う時代

筆者の個人的な経験になりますが、今から10年程前にドイツへ旅行した際、お世話になったドイツ人夫婦から「私達は自由に電力会社を選ぶ」と、パソコン画面を見ながら話を聞いたことがありました。

「私は自然エネルギーを買っているから少し高いけど、フランスやポーランドから買えば随分と安く買えるの。あなたたち日本はどう?」と聞かれたものの、彼我を取り巻く環境の違いに唖然とした経験がありました。

 

電力調達の在り方に変化

それから10年、2016年よりいよいよ日本でも電力小売市場の全面自由化が実現することとなりました。家庭や個人にまで電力会社の選択権が与えられることとなり、電力消費パターンに応じて最適な料金メニューを選べば、 簡単に料金節約ができる時代となりそうです。
スーパーや商業施設、ホテル、工場など、高圧で電気の供給を受ける企業の場合、2000年から自由化対象で先行していますので、今に限った話ではありませんが、一般家庭までもが自由化することにより、これまで思うほど進展していなかった企業分野にも変化が出てきそうです。(ちなみに、新規参入企業の自由化部門に占めるシェアが関西で約5%、関東で約10%です)

 

スーパーマーケットの新電力取り組み

新電力を提供する株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(旧社名:株式会社環境経営戦略総研、東京都新宿区)は、これまで全国5,000を超えるスーパーマーケットや小売チェーンの電力需要と供給をアグリゲーションしてきた実績をもとに、スーパーマーケットの電気・ガスの需要カーブにあわせた、最適な電力・ガスを調達、電気・ガス料金単価の削減を実現しています。

 

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズがマスコミで取り上げられた新電力の販売事例を一部、ご紹介します。

・生活協同組合コープこうべ(神戸市東灘区)は、93店舗・事業所で関電の再値上げに合わせて、電力料金が割安な特定規模電気事業者(新電力)のアイ・グリッド・ソリューションズ(東京)に一部切り替える。再値上げ時の料金より約4%割安になるという(2015/3/27神戸新聞)

・関電は家庭向けに先立ち、4月に企業向け料金を引き上げた。顧客流出は現実に加速している。「あらゆる節電を試みたが限界だ」と、業務用食品卸トーホー(神戸市東灘区)の65事業所で新電力購入。年約3000万円コストを抑えられる。(2015/6/2日本経済新聞掲載)

・滋賀県で3店舗を展開する食品スーパー「フタバヤ」は7月、これまでの関西電力から電気の契約先を切り替えた。電気料金は9割以下まで下がる見通しだ。中川智之さとし社長(50)は「電気料金が値上がりする中で、とても助かる」と満足げだ。
新たな契約先のアイ・グリッド・ソリューションズ(東京都新宿区)は、単独で大手電力と交渉するのが難しい地方の小売業や外食チェーンなど約500店に代わって、割安に電気を仕入れ、販売する電力代理購入サービスを展開している。(2014/11/13読売新聞掲載)

 

なぜ新電力・PPSが販売する電気は安いのか?

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは、2013年12月に特定規模電気事業者(PPS)として認定され、契約電力が50kW以上の事業所を対象に、一般電気事業者よりも安い価格で電力の販売を行っています。

5000店を超える流通小売業との取引によるボリュームメリットと、電力会社や再生可能エネルギー、他社電源など幅広いエネルギー調達ネットワークを持つことにより、電気料金単価の削減を実現しています。
全国に広がる顧客の電力量をベースに、多様な調達先と同社が一括契約するのが安さの秘訣、さながら電気のボランタリーチェーンに加盟するようなイメージです。

 

 

新電力から部分供給で電気を調達しても、従来の電力会社との取引は継続されます。既存の電気事業者の送電網をそのまま利用するため、電気の品質は変わらず、今までと同じように電気を使うことができます。万が一、PPS事業者に何か問題が起こっても、電気の供給が止まることはありません。

電力各社の大幅値上げの対抗策として、自店にとって最適な配分で、部分供給により電気を分けて買うという発想、ぜひ流通小売業の経営者にお持ちいただきたい視点です。
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズへの問い合わせは、下記資料をダウンロードいただくか、もしくは同社まで直接ご連絡下さい。(同社電話番号:03-5312-6920、メールアドレス:nasu@igrid.co.jpまで)

 

関連記事一覧