経年劣化した冷凍・空調設備をメンテナンスして節電する技術

食品スーパー節電対策の最重要課題とは

食品スーパーで使用される電力のうち、実に約47%が24時間稼働している冷蔵・冷凍設備によるものとされ、節電対策の最重要課題と言われています。

電気代が高騰し、照明や空調設備の節電を工夫されているスーパーマーケットの経営者も多いでしょう。
また電力完全自由化に向け、単価の安い新電力会社より調達される意思決定をされた話も伺います。

しかし、消費電力の比率からいっても大きな効果が期待できるショーケース等の冷凍機の節電ですが、「分かってはいるけど、なかなか手をつけにくい」との声を伺います。

運用改善による省エネだけでは充分な効果が期待できず、また設備改修はある程度の初期投資が必要になるものがほとんど、その投資回収期間は長期化しています。

このような中、わずかなメンテナンス費用で冷凍設備の経年劣化を修復し、消費電力を抑えるシステムが、株式会社エコテック(本社:横浜市港北区)の「エネデュース」です。

 

圧縮機の金属摩耗を修復し冷凍機が蘇る

冷凍機は一般的に経年劣化と共に消費電力が増加します。その率は毎年4~5%と言われていますが、特に消費電力の8割を占める圧縮機・コンプレッサーが8年を超えた頃より摩耗故障も始めるため、特にその頃より急激に電気代が高騰します。

この冷凍機の心臓部分にあたる圧縮機(コンプレッサー)の金属摩耗を修復し、性能回復による電力削減と、機器寿命の延長による無駄な投資と修理コスト抑制を実現するのがエネデュースです。

具体的には製品に含まれる金属表面修復剤が、摩耗ではがれた金属面を再結晶化させ、金属鉄に戻して傷ついたもとの金属面を補修する、簡単に言えば「鉄が鉄を補修する」テクノロジーです。

 

食品スーパーにおける電力削減事例

関東の食品スーパーの事例では、8年経過した鮮魚・食肉系統のショーケースに設置された冷凍機を金属修復技術によりメンテナンス、未処理の冷凍機と比較して、電力使用量の削減効果11.14%という数字を出しました。

この削減効果が得られた場合の、投資回収年数は約0.8年。1度のメンテナンスを行うことにより、3~5年の効果が期待できるため、効率的で取り組みやすい節電対策と言えます。

冷凍機に限らず、スーパーマーケットでは空調設備を修復し、冷暖房能力を向上させて電気代を削減することも可能です。

3~6年使用した空調設備で5~15%、6~9年では10~25%という節電効果が報告されています。冷凍機とあわせて検討するのも良いでしょう。

冷凍・空調設備の電気代を削減するエネデュースの、スーパーマーケット向け事例データは、以下よりダウンロードいただけます。

 

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