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スーパーのチラシにQRコードで客数20%アップ!

地方都市を中心に店舗展開している食品スーパーマーケットW社では、毎週火曜日、水曜日の2日間に使用できるクーポン券をチラシに印刷して折込をしています。
クーポン券については、チラシにQRコードを直接印刷して、配布する形態を採用しています。

この販促を実施直後、対象店舗の売上高は前年比115%平均で伸長し、非常に販促効果の高い手法ということで、3年以上、継続的に実施しています。

当初はアイテム数を一日当たり20品目ほどバーコードの掲載をしていましたが、現在では8品目程度でも魅力的な商品を掲載すれば、集客数が落ち込まないことを把握できたため、2日間で16品目のQRコードで実施しています

W社では、各部門のバイヤーの粗利益率の目標達成に重きをおいているため、特売売価からの差額は会社経費で処理する方式を採用しています。

その結果、粗利益率を意識するバイヤーも思い切った売価設定ができるため、お客様へは高い訴求効果の出る売価設定が可能となり、集客に結びついています。

また、鮮魚を担当するインストア部門では、集客力の兼ね合いで、思い切った商品作りができていなかったという問題点がありましたが、クーポン該当商品に刺身を組み入れたことにより、大ヒット商品となりました。

元来、地魚の仕入力には定評があったW社ですが、値下げや廃棄ロスを気にするあまり、品揃えが十分にできていなかったという問題を会社経費でカバーするという大胆な方針で、突破口が開けました。

惣菜部門についても、同様の効果があり、格安のコロッケを大量陳列したことで、売場に盛況感が表れ、売上増加につながっています。

インストア部門の鮮魚や総菜部門については、一定の集客力が確保できない場合は、足枷になるケースも多くありますが、今回の事例のように会社全体の販促予算で、売場の盛況感を演出する施策を実施し、集客力が増すケースもあります。

オーバーストア状態の小売業界においては、出店前の来店客数を確保できない事案も多くあります。その状態を放置すると、いずれは会社全体の経営に重くのしかかる問題となります。今回の販促施策は、非常にシンプルでお客様への訴求効果も高い手法です。

ぜひ、そのような問題を感じておられる企業様には、取り組んでいただく価値のある販促手法ではないかと思います。