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高齢者住宅・介護福祉施設の経営者必見、空き部屋を埋めて満室経営を達成する方法

順調に集客をしている介護施設でも「なかなかうまらない部屋」というのは出てくるものです。北向きの部屋がいつまでたっても入居者が決まらない等がその典型的なパターンです。間取りの良い部屋や日当たりのよい部屋の入居が決まり、こうした部屋は最後まで残ってしまいますが、集客に一定の目途が立った場合、具体的な改善策をうてずそのまま、「いつかは入居が決まるだろう」放置されてしまうケースも散見されます。

 

不動産業界でも活用されている“いつまでも埋まらない空き部屋”をうめる比較的簡単に取り組めるテクニックをご紹介します。
入居の際に最低限必要となる“エアコン”“家具”“家電”“カーテン”“照明”の設置に何らかの特典をつけるという方法です。

 

特に大型の家具家電やカーテンについては、サイズの合う合わないがあり、設置する際の段取りが煩わしいと考える方も多い傾向があります。
ご利用者の高齢者には結構な負担となります。
家具や家電についてはサービスしてしまうと高額になるケースもありますし、ご自宅で所有されているものを持ち込まれるケースも多いため、比較的安価な照明やカーテン、またエアコンをサービスすることでお得感を出すという方法をお奨めします。空き部屋が5つ程度ある場合は、どこか一室はモデルルームとして完成させ、入居後のお部屋をイメージしていただくことで契約率が改善します。

 

照明やカーテンについては、ご利用者のお好みに対応するため、数点の中から選べるようなプランも高評価を得られるケースがあります。
入居があれば得られる家賃収入や介護保険収入を考えれば、空室損失は極力低減させるべきであり、サービスに要したコストは入居さえあればすぐに回収できるという判断が必要です。

マンションの販売業者などは、専門のインテリアコーディネーターに家具、家電や細部の小物まで準備させ、オプションプランをフル装備した状態で、見学者にアピールしています。過度なPRはトラブルを招くケースもありますので、さじ加減が必要ですが、介護事業者の場合は、もう少し不動産業界のノウハウを吸収してもよいのではないかと感じるケースが多くあります。

 

当たり前の話ですが、お部屋を魅力的に見せることは、契約率に直結します。
ぜひ、入居見込がなく苦戦しているお部屋があれば、今回ご紹介した対策を実施してみてください。案外、満室経営がすぐに実現できてしまうかもしれません。

 

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