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直営か?委託か?有料老人ホームが採った第3の食事提供方法とは?

大阪の北摂を中心に住宅型有料老人ホームを展開するK社、運営する7つの施設は全てセントラル方式の給食委託業者との契約により入居者に食事を提供されていました。
その中の1つ、寝屋川のホームもオープン以来4年間、給食委託業者と契約し、食事のことは全面的におまかせしている状態だったようです。

 

委託か?自社か?選んだのは第3の方法

しかし入居者からは、食事の内容について、「美味しくない」「選べない」「楽しみがない」など、不満の声が上がっていました。
委託業者には施設長から再三の要望を出すものの、現場で調理しないセントラル方式では個別対応ができず、徐々に不信感を抱くようになっていました。
「同じ建物でありながら、厨房の業務に一切タッチできず、外から内部の様子がほとんど見えなかったんです。」

そのような状況から、施設が主体的に食事に関わる形態はないか、自社運営への切り替えも含め、様々な案を検討されました。

しかし近隣施設では調理スタッフの人材難が深刻であること、特に早朝からの勤務については、募集をかけてもなかなか人材が集まらないとの情報があり、自社調理に切り替えた場合、人材確保が至難の技になるとの懸念から断念しました。

次に現場調理できる委託業者や、他のセントラル方式の業者への切り替えも検討しました。
しかし調理スタッフの採用難なら、委託業者も状況は変わらないこと、また調理しない事が軋轢の原因なら、他のセントラル方式に切り替えても状況は変わらないとの結論になりました。

自社調理も、委託で進めるのも、それぞれに問題がある。
光明が見いだせない中、第3の方法として最終的に契約を結んだのが、株式会社シニアライフクリエイト(本社:東京都港区)が運営する調理済み食材供給サービス「特助くん」でした。

 

食事を通じて入居者と、スタッフ同士で会話が広がった

「今回の変更はあくまでもより良い食事の在り方を追求した結果」という施設長によれば、「特助くん」への変更後はメニュー選定や特別食対応などを通じて、スタッフが食に関わる機会が増えてきたとのことです。

注文は専用サイトより行います。

K社の場合、1週間分の献立注文が中心です。
しかし入居者の誕生日や特別な日にはオリジナルで追加注文をしています。誕生日を迎える方の好きなものや、季節にあった品をスタッフミーティングで決めています。

「負担も増えましたが、食は人の元気の源なので、それがしっかり把握できることは介護施設の運営上もプラスが大きい」と施設長。

負担が増えたと言えば、「特助くん」切り替え後、冷凍された調理済み食材を湯煎による温め、盛り付けや配膳など、これまで委託業者に任せきりだった食事の提供を職員がするようになりました。定員50名の施設に対して、専門に採用したパート社員1名と共に、介護スタッフ1名が毎回交代で担当します。

しかしこれにも意外な効果が。
入居者の摂食行動に理解が進んだり、「この前のちらし寿司、美味しかったよ」と配膳中に入居者の方から声を掛けられるなど食事を通して会話が弾んだり、これまで感じたことの無い反応を得ることが出来たようです。

 

コストを抑えて採用に使う

「特助くん」にして得た、もうひとつのメリットはコストです。

「もちろん、以前からコストのことは気にかけていましたが、委託から調理済み食材に変えることで、ここまで劇的に経費削減できるとは思いませんでした。」と、差額で新たなスタッフを迎え入れるだけの余裕が出来たようです。

「1日の食事費用が約4割、金額にして約2.5万円下がりました。その分、パート社員を採用する必要がありましたが、充分に吸収してくれて全く問題ありません」と施設長。

入居者の方からは味や量にも満足の声が聞かれるようになり、結果としては大成功。 「他のホームでも順次、切り替えていきたい」と、K社の経営の効率化に大いに役立っています。

 

食事の見直しを検討されている介護事業所様には、「特助くん」の無料食材サンプルを提供しています。
こちらからお気軽に申し込んでみて下さい。(介護事業所様からの申込みに限ります)