介護労働安定センターが行った「介護労働実態調査」によれば、介護職員の不満として「仕事内容のわりに賃金が低い」、「人手が足りない」、「有給休暇が取りにくい」、「身体的負担が大きい（腰痛や体力に不安がある）」などが高い割合で挙げられており、高齢者施設で働く職員の労働環境の厳しさが伺えます。
介護施設は、24時間365日利用者の生活を支えていくため、夜勤・交代制勤務がとられていますが、福祉機器等の活用による介護職員の負担軽減、事故防止等の改善、介護職の知識・技術の向上など、労働環境の改善に取り組んでいく必要があります。
今回は労働環境改善、負担軽減でおすすめできる商品・サービスを紹介します。
１．食事提供サービス『クックデリ』
高齢者介護施設が美味しい食事を提供するには、専門の調理師さんや栄養士さんを雇用し、毎月の献立作成、調理師が休んだ場合や急に退職した場合の対応など、頭を抱える問題はつきません。
クックデリ株式会社が提供するクックデリの調理済み商品を採用すると、調理と片付けに掛る時間が約80％削減です。
調理済み商品は温めるだけ、専門技能は不要です。
クックデリの提案がユニークなのは、スタッフ全員、あるいは入居者にも手伝ってもらい、みんなで楽しく食事の準備を行うことで、介護職員の負担軽減、モチベーションの向上を実現しようとしている所です。
２．電動昇降洗面台『ＬＡＰ』
株式会社Ｉ＆Ｃが開発した電動昇降洗面台ＬＡＰは、利用する人の身長や体勢に合わせて、自在に高さが変わります。
車いすのまま利用、腰をかがめず直立での利用など、入居者が取り得るすべての高さに対応します。
プロモーション動画を視れば、高さ自由自在がよく分かります
３．iPadケア記録アプリ
高齢者介護施設でスタッフが行う記録業務は１日平均２時間、その大半は残業で行われており、介護職員の長時間勤務の一因と言われています。
記録業務の大半は手書き、しかも同じ内容を監査記録用や業務連絡用、あるいは家族への連絡用にと、２度手間、３度手間で書く非効率さです。
株式会社神戸デジタル・ラボが開発した、iPadケア記録アプリは、そのような介護現場で働くスタッフの声から生まれた、ケア記録専用のアプリです。
パソコンからアプリへ、iPadケア記録アプリは介護現場の生産性を劇的に変える期待を抱かせます。
４．おむつ販売サービス
株式会社ヒガシトゥエンティワンの『おむつ販売サービス』は、入居者毎に仕分けされたオムツをサ高住や有料老人ホームへ届けます。
入居者毎に請求書や領収証をヒガシ２１が作成するため、これまで施設が行っていた面倒な業務を丸々削減することができます。
また施設側が、入居者に販売する価格を設定することが出来ますので、販売収益を得ることも可能。設立70年になる老舗物流企業だから実現可能な、きめ細やかな販売・配送システムは、こちらヒガシ２１へ問い合わせください。
５．いす式階段昇降機『楽ちん号シリーズ』
大同工業株式会社が開発した『楽ちん号シリーズ』は、バイクチェーンの世界的ブランドＤＩＤの確かな技術が活かされた安心品質です。
階段昇降機の走行耐久試験にかけた時間は総計4,050時間、なんと走行距離に換算すると、東京ー大阪間を約1往復半したことになります。
介護現場で働くスタッフが安心して利用するためのこだわりです。
６．助成金受給手続き代行サービス
プロキャリ社会保険労務士事務所は、人事コンサルタント・社労士としての現場経験・実績と、実際に自社でデイサービスを運営していることより、高齢者介護施設の労働環境改善のために、実益的な助成金コンサルティングを行います。
手続き代行業務は成功報酬型で初期費用が一切不要、小規模な事業所でも取り組みやすいサービスです。
７．介護関連資格学校の『分校サービス』
株式会社ガネットが提供する「分校サービス」は、介護事業所の中にガネットが運営する日本総合福祉アカデミーの分校を設置し、自社の職員が受講、介護福祉士の受験要件である実務者研修の修了者を育成する、類似サービスの少ないユニークなサービスです。
負担なく学び、資格取得をサポートすることで、介護職員のキャリア形成に貢献、働く環境をよくし定着率を改善します。