1. ワークライフバランスで満足度アップ
賃金を削減する代わりに、プライベートを充実させる仕組みを整える。労働時間を短縮する代わりにプライベートを充実させることで、総合的な満足度をアップさせる。
2. ダイバーシティを推進する
ダイバーシティとは「多様性」のことで、従業員それぞれが抱える事情を考慮し、様々な働き方を認める。例えば、幼稚園の送迎がある従業員は短時間勤務を認めたり、満員電車を避けたい従業員は出勤時間を遅くする、在宅勤務を認めるなど、働き方に応じて給与を調整することで人件費削減と従業員満足度アップを実現する。
3. 成果主義導入の仕方を工夫する
一部の企業では、人件費削減のみを目的として導入するケースがあるが、十分な説明がないと従業員の士気を下げることにつながりかねない。導入の際には、明確な評価基準と十分な事前説明を行った上で導入すること。
4. 年俸制を導入する
一年間を単位として賃金を定める年俸制を導入する。成果給の一つとしてうまく導入することができれば、正しい評価制度として期待できる。
5. 成果主義を上手に活かす
総額人件費を増加させず、個人のやる気を引き出し、経営目標を達成するための手段として考案されたのが元々の成果主義。適切に運用すれば、これら全てを達成することが可能である。
6. 評価項目設定を見直す
販売数や販売額など客観的な数字だけではなく、従業員が自主的に定めた項目をできるだけ効果的に導入することで、従業員の満足度を高めると同時に成果主義への移行を促すことができる。
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