ガイアブックスが新刊書籍『シュロスセラピー 最新のシュロス法による側弯症の保存療法(運動療法・装具療法)』を発行
「シュロス法」習得をめざす理学療法士、柔道整復師、整体師、子どもの身体の発育に関わる保健師、運動療法士のための書籍。エビデンスに基づき、側弯症の診断所見や根拠などの基礎知識から運動の方針と提案まで、幅広い知識と技術を習得できます。「シュロス法」における施術者育成の際の参考書としても活用が可能。側弯症に悩む患者とその家族にとっての、福音ともなる一冊です。
ヨーガ、理学療法、作業療法、東洋医学の専門書から、生活を豊かにするビジュアル本、カードブックまでを幅広く扱う出版社、株式会社ガイアブックス(本社:東京都港区、代表取締役:吉田初音)では、2020年4月17日(金)、新刊書籍『シュロスセラピー 最新のシュロス法による側弯症の保存療法(運動療法・装具療法)』を発行しました。2015年にガイアブックスが刊行した『シュロス法による側弯症治療』の著者の息子が記した、最新の「シュロス法」を紹介する書籍です。
▼『シュロスセラピー 最新のシュロス法による側弯症の保存療法(運動療法・装具療法)』紹介ページ|ガイアブックス(Gaiabooks)公式サイト:http://www.gaiajapan.co.jp/books/physiotherapy/ptot/5001/
■「シュロスベストプラクティス®」の原理と運動療法の取り組み方を具体的に示した書籍
日本では手術以外に改善する方法はないとも言われている側弯症(背骨が左右に曲がってしまう症状)ですが、海外では装具治療の有効性や、運動療法の可能性が認められています。
手術療法には長期的な合併症の問題も報告されており、これを念頭におくと、特有の副作用やリスクがない保存療法(装具療法と運動療法)に挑戦することは大きな意味があると言えます。
ドイツには、世界でも有名な「シュロス法」という、有効な運動療法が存在します。1920年代にクリスタ・レーナルト・シュロスによって始められたこの「シュロス法」には90年以上の歴史があり、側弯症の改善においてこれまでも高い実績をあげています。シュロスファミリーの3代目であるDr. ハンス・ルドルフ・ワイスは、この運動療法をより効果的に、かつシンプルなプログラム「Schroth Best Practice® (シュロスベストプラクティス®)」に進化させました。本書は、その「シュロスベストプラクティス®」の原理と運動療法の取り組み方を具体的に、詳細に示したものです。
■「シュロス法」による症状改善の取り組みを紹介
日本では脊柱側弯症の治療は、主に経過観察、装具治療、手術によって行われており、手術以外、根治は難しいと長くとらえられてきました。
側弯症は若いほど、また角度が小さいほど、手術以外の治療法や側弯に特化した運動療法、さらに正しい装具の着用効果で、症状が改善しやすいと考えられます。しかし、日本では学校健診で早期発見された側弯症も経過観察という指示のまま、次のレントゲン検査まで放置されてしまうことも多いのが実情です。
「シュロス法」では、弯曲しねじれた脊柱をまっすぐにするためのさまざまなエクササイズと特別な呼吸テクニックを組み合わせ、個別のケースに適した修正運動を患者自ら行うことにより、手術することなく、脊椎側弯症の改善を目指すことができます。
本書では、最新の「シュロス法」による側弯症の保存療法(運動療法・装具療法)について紹介しています。エビデンスに基づき、側弯症の診断所見や根拠などの基礎知識から運動の方針と提案まで、幅広い知識と技術を習得することができる一冊になっています。
■『シュロスセラピー 最新のシュロス法による側弯症の保存療法(運動療法・装具療法)』概要
書籍名:『シュロスセラピー 最新のシュロス法による側弯症の保存療法(運動療法・装具療法)』
著者:Dr. ハンス・ルドルフ・ワイス、クリスタ・レーナルト・シュロス、Dr. マーク・モラマルコ
協力:キャスリン・モラマルコ
日本語版監修者:白石 洋介
訳者:石原 知以子
ISBN:978-4-86654-028-3
定価:4,500円+税
発売日:2020年4月17日
判型:A5判(210×148mm)
頁数:312ページ
色数:1C
製本:並製
■著者、監修者、翻訳者について
著者:
Dr. ハンス・ルドルフ・ワイス(Hans-Rudolf Weiss) 医学博士
整形外科医、物理療法学およびリハビリテーションスペシャリスト、カイロプラクター
シュロスファミリーの3 代目(カタリナ・シュロスの孫、クリスタ・レーナルト・シュロスの息子)
クリスタ・レーナルト・シュロス(Christa lehnert-Schroth)
理学療法士
Dr. マーク・モラマルコ(Marc Moramarco)
カイロプラクター、シュロスメソッドインストラクター、シュロスベストプラクティス®アドバンスドインストラクター
監修者:
白石 洋介(しらいし ようすけ)
博士(医学)(名古屋大学大学院医学系研究科)柔道整復師、麹町白石接骨院院長
Official Schroth Best Practice Basic Instructor、Schroth Best PracticeTherapist
頸椎症、腰椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの脊柱疾患や骨折に対する保存療法(手術をしない治療法)を組織学的に研究し、豊富な臨床経験を持つ。あわせて柔道整復師初の医学博士として柔道整復学の大学、大学院設立等柔整教育にも貢献、外傷保存療法研究会(麹町セミナー)主宰。思春期、成人の側弯症や高齢者の後弯症の保存療法の必要性を痛感し、シュロスベストプラクティス®の普及に努めている。
翻訳者:
石原 知以子(いしはら ちいこ)
早稲田大学法学部卒業、柔道整復師
Official Schroth Best Practice Basic Instructor、 Schroth Best PracticeTherapist
娘の側弯症治療のため、2009年に柔道整復師の資格を取得後、海外の学会に参加し、2013年、アジアで初めてのイタリアSEASメソッドのセラピストとなる。2014年にはドイツのDr. ハンス・ルドルフ・ワイスを招聘し、最新のシュロス法、シュロスベストプラクティス®を初めて日本に紹介した。2016年、Dr. ワイスによる最新のシェヌー型装具 ゲンシンゲンブレース®を輸入するため、株式会社Schroth Best Practice Japan を設立。代表取締役。
【株式会社ガイアブックスについて】
本社:〒107-0052 東京都港区赤坂1-1-16 細川ビル
代表者:代表取締役 吉田 初音
設立:1977年3月
電話番号:03-5549-2361(代表)
URL:http://www.gaiajapan.co.jp
事業内容:翻訳本、自然療法関連書籍、理学療法・作業療法・リハビリテーション関連書籍の発刊
【一般の方向けのお問い合わせ先】
企業名:株式会社ガイアブックス
担当者名:栗原
TEL:03-5549-2361(代表)
Email:utakamu@sunchoh.co.jp