Web担当者必見のクロールの統計情報の3つのデータの見方

クロールとは

クロールとは、Googleのロボットであるクローラーが、サイトを見つけるプロセスのことを言います。

新たに記事を書くときには、それが人間にとって見やすい形である以上に、クローラーにとっても適切に情報が伝わるようにしなければいけません。そうでなければ、どれだけ内容がよくても正しく評価してもらえなくなります。

そういった意味で、クローラーが集めた情報というのは大切になってきます。以下のデータは完璧に正確ではないのですが、指標として重要なものになります。

 

クロールの統計情報 へのアクセス

クロールの統計情報は、まず「Webマスターツール」を開き、以下のように「クロール」→「クロールの統計情報」のようにアクセスします。

すると以下のように、3つのグラフ画面が見れるようになります。

クロールの統計情報の3つ

クロールの統計情報には以下の3つの情報があります。

 

1日当たりのクロールされたページ数

1日にクローラーがクロールしたページ数のことを言います。
基本的には記事の増加に伴って増えていく値です。大きく上下していると思うので、値としては平均ぐらいを目視して参考にすると良いかと思います。

クローラーがたくさんクロールする→SEOにも効果が出てくるということになり、「robots.txtの書き方と効果的な活用法」を見ると、大まかに
・クロールの平均が60ほど→ロングテールで効果が出てくる

・クロールの平均が100ほど→月間10万pvほど

・クロールの平均が150ほど→月間30万pvほど

だそうです。私自身も、このクロールの平均(サイト立ち上げ時なので目視ですが)が100を超えると、ほぼ間違いなく検索順位に影響が出てくるなあと実感しています。ただ私のブログではもう少しpvは少ないです。

このクロールされるページ数をあげるには、

・更新頻度をあげる

・質の良い記事を書く

・内部構造を最適化する

という対策が必要です。特にクローラーはリンクなどを通して移動するため、パンくずリストやサイトマップ、グローバルナビや手動でのリンクなどを工夫することで、大きく改善されていきます。

 

1日にダウンロードされるキロバイト数

基本的に記事の増加に伴って増えていく値です。クロールされたページ数と、ほぼ同じ動きをすると思います。

記事の長さや画像の頻度などによって大きく値が変わるので特に目安はないのですが、クローラーにダウンロードされているという面で多い方が良いです。

 

ページのダウンロード時間

クローラーが読み込むのにかかった時間ですので、この時間を短縮することが大切です。

アクセスの集中などで、一時的にサーバーのレスポンスが遅れることも考えるため、実際は「ページスピードインサイト」でチェックをして方が良いですが、大まかな変位が見れます。

 

まとめ

以上がクロールの統計情報の大まかな見方です。特に細かい警告が分かるわけではないのですが、長いスパンでの傾向を一目で見ることができます。

特にサイト立ち上げたばかりのときは、クロールされたページ数を確認し、日に日に平均値が上がっていくことを確かめましょう。この値が上がっていくのを見ていかないと、かなり不安になってしまうと思います。

 

 

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