有料老人ホームの営業 情報サイトはよりローカル、地域密着へ

介護業界の集客についてもウェブの重要性が高まってきています。実際に住宅型有料老人ホームやサービス付高齢者住宅、介護付き有料老人ホームを運営する事業者向けのITサービスを運営し、上場を果たしている企業も登場しています。

 

ケアマネージャーへの認知に力を入れるポータルサイト

 介護施設のポータルサイト『頼れる介護』も基本的には住宅型有料老人ホームやサービス付高齢者住宅の運営事業者から広告費を徴収するビジネスモデルですが、少し変わっているのは多くの介護事業者の集客のキーマンであるケアマネージャーへの告知活動に非常に力を入れている点です。

従来型ポータルサイトのサービスでは、集客ニーズが非常に強くサービスの課金に応じてくれやすい住宅型有料老人ホームやサービス付高齢者住宅の運営事業者のみを営業ターゲットとらえたものが大半でした。
このようなサイトは入居希望者や入居希望者の家族にサイトを告知して、入居を斡旋することでビジネスモデルが成立しています。

従来のサービスでは、ケアマネージャーからの紹介で集客をしているグループホーム(認知症共同生活介護)やデイサービスから見ればあまり利用価値がなく、ポータルサイトを活用する事業者は少ない実情でした。

 

ケアマネージャーへの営業が苦手な施設は耐えるしかない

元来、グループホームなどは業歴が長い施設が多く、大半は満室かそれに近い状態となっており、集客への問題意識もそれほど高くありません。
そういった背景からWEB広告費用を使ってまで入居者にPRするという感覚もなく、サービス提供を目指すIT事業者もほとんど存在しませんでした。

ただ、こういった業歴の長いグループホームなどの介護保険施設にも当然に集客の競争はあり、近隣に特別養護老人ホームが開業した場合などは入居者が一挙に転居して入居率が大幅に低下することがあります。
このようなケースでは普段はあまり行っていないケアマネージャーへの紹介促進の営業活動が必要となり、スムーズに満室状態に戻せずかなりの時間を要するケースも散見されます。

 

ケアマネージャーへの情報提供の仕組みづくり

頼れる介護では、そのような集客ニーズが低い介護保険施設については、定員当たり月額100円という低料金で広告掲載を提案している上、空室情報やイベント開催情報を即、エリア内のケアマネージャーへの告知できる仕組みが実現されています。

この仕組みづくりは実際に居宅介護支援事業所に訪問し、ケアマネージャーに利便性を説明してまわるという地道な努力で実現されています。
全国規模でサービス提供するのは少々時間が必要ですが、現在は大阪府内や神戸市などでサービス提供ができる体制が構築されています。ケアマネージャー側から見ても地域内の介護保険施設の空室情報やイベント情報がタイムリーに把握できることは利点であり、サイトを定期的に閲覧するケアマネージャーが多く存在します。

また施設の動画作成やスタッフブログ掲載も可能な仕組みとなっており、ケアマネージャーが利用者に施設の概要や魅力を伝えやすくする仕組みづくりが可能なシステムとなっています。

 

住宅型有料老人ホーム、サービス付高齢者住宅もケアマネからの紹介は多い

このように従来のポータルサイトと比較すると、ケアマネージャーのアクセスが格段に多いのが、このサイトの特徴になっているわけですが、住宅型有料老人ホームやサービス付高齢者住宅の集客においてもケアマネージャーからの紹介は、重要な入居者獲得のルートであり、この特徴を高く評価した運営事業者の広告掲載の問い合わせも多数あるようです。

 

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