微生物検査が60分でできるようになる食品衛生検査セット
食品メーカーの経営課題の中で、今一番重要な課題は何でしょうか。おそらく、全ての食品メーカーがこう答えると思います。「食の安全です。」
連日紙面を賑わせる「〇〇で異物混入」「〇〇で集団食中毒」という言葉は、食品メーカーにとってはまさしく命取りの問題です。どんな大企業でも、一瞬にして業績が悪化し、倒産することも珍しくありません。ちょっとした不注意で経営を脅かす「食の安全」をどう担保していくかは、終わることのない課題です。
そんな課題に正面から向き合い、導入実績4000件以上の食品衛生検査セットを開発した企業をご存知ですか?今回は、そんな大ヒット製品を生み出した日本細菌検査株式会社(本社:大阪市淀川区)をご紹介します。
ポータブルで正確な食品衛生検査キット開発のきっかけ
日本細菌検査株式会社は、食の安全と安心の手段を提供することを経営理念に掲げた、創業139年の老舗企業です。今から22年前、後に大ヒット製品となる食品衛生検査セット「BACcT」を開発しました。
開発の経緯は、ある水産食品製造メーカーからの一言がきっかけです。
「品質検査まで行った後に契約したい。」
海外で加工した製品を輸入する前に、食品が安全かどうかを確認したいという要望でした。
そのためには、持ち運びができて、海外の工場で検査ができる機器が必要でした。それに加え、魚屋さんであろうが、その店で働く事務員さんであろうが、パートさんであろうが、誰でも簡単、正確にプロと同じ精度で試験ができる機器が必要です。
これを7年がかりで開発したのです。
今や導入企業は全国に4000社以上のヒット商品。
導入した企業からは、以下のような喜びの声が挙がっています。
「BACcTを使うようになって、2~3日で検査の結果が出て、すぐに従業員に報告できるようになったというところが一番いいところですね。」
「やはり数値が自社で証明できるということが逆に従業員の意識を高めています。例えば『こういう数値が出たが、どういうところに気をつければいいのか?』という基準的な感じで使えますので、そういう意味で衛生面の観点ではすごく使いやすくていいものだなと思います。」
「どんなお客様のご依頼にも正確なデータをご提供できる微生物の証明データを提出してくださいと言われた場合すぐに検査結果を提出できるということで安心していただける、その部分がすごくいいところですね。」
「HACCPシステムの中で微生物検査を自社でできるということは重要なポイントになっています。製品自体の検査はもちろん、製造工程で加熱冷却温度が微生物的に正しく設定されているかどうかの立証には欠かせませんし、また、作業場での衛生環境の状態を把握する上でも大変役に立ちます。BACcTは多方面で活躍しています。」
「御社のBACcTと出会って、専門的な人じゃなくても、誰でも使える、パートさんでも菌検査ができる、ということで、「これは良い!」ということで導入させてもらいました。だから、当社としても非常にありがたかったんです。何件か、検査はどうしているのかと聞かれて、御社のBACcTをご紹介させていただいたこともあります。」
「BACcT」シリーズ、3つのラインナップ
【Air BACcT(エアーバクット)】
軽量、コンパクト設計で国内・国外を問わず持ち運んでの使用が可能な携帯型食品衛生検査器です。店舗・工場の巡回検査、原料買い付け時の現地での品質チェック、現地と国内での同一検査方法によるダブルチェックにと、幅広い用途でご利用頂けます。
【BACcT S(バクット・エス)】
省スペース設計で、事務机ひとつ分ほどのスペースに設置して利用できる、設置型最小機種です。食品工場などで初めて微生物検査を行う方に最適な食品衛生検査システムです。
【BACcT COR(バクット・コル)】
将来的に検査室の拡充をお考えの方におススメの汎用性の高い設置型最上位機種です。検査台も標準装備された検査器具のフルセットパッケージになっています。
細菌検査未経験でも60分でマスターできる食品衛生検査セット「BACcT」、まだ導入していない企業は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
■検査方法の解説動画
■デモンストレーションをご希望の方は下記の日本細菌検査サイトより申込下さい
http://bacct.com/demonstration/index.html