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【中小零細企業のM&A】M&A成立後に経営者はすぐ引退するのか?

従業員の雇用の確保とともに、M&Aの相談に来られた経営者から最も聞かれる質問が、「M&A成立後、自分は会社に残るのか?引退するのか?」というものです。

 

元々が別個であった会社を一つにまとめるM&Aには、擦り合わせるべき様々な事柄があります。

 

M&Aが成立し、単に登記上の所有者が移転してもそれで良い訳ではなく、サービスの提供方法や持つべき価値観など、会社の中身のすり合わせを行わないと、利用者が離れていったり、従業員の離職が相次いだり、M&Aが失敗に終わることとなるでしょう。M&Aの成否は、M&A後のプロセスに懸かっていると言っても過言ではありません。

 

したがってM&A成立後すぐに、社長が引退して終わるのでなく、従業員、そして従業員らと作り上げてきた事業をうまく継いでもらうために、3ヶ月から半年程度の引継ぎ期間を設けて会社に残るケースがほとんどです。

 

では、いったんの引き継ぎを完了した後はどうでしょう?

 

高齢でリタイアしたい、新しい事業を始めたいというのが売却理由なら、会社に残るケースは少ないでしょう。

 

一方、買い手企業にとっては、特に異業種の買い手企業から管理者を送り出すことが難しい場合には、社長がそのまま実務をコントロールしてくれたら、心強いことでしょう。 ただし、これも通常は1年から2年程度の期間、顧問などの立場で会社の残ることが一般的です。そのまま社長が現場に残り続けるのは稀なケースです。

 

まずは売り手企業の経営者が自身の希望を明らかにした上で、条件交渉の中で希望と違った場合、その条件を飲むかどうか、どの程度までなら受け入れられるのか、想定しておく必要があるでしょう

 

 

中小零細企業のM&Aの具体的な進め方

中小零細企業がM&Aを進める最初の一歩は、とにもかくにも情報収集です。

 

【買収を検討されている方】

理想の先が、いますぐに見つかるものでありません。

買収を検討される企業・個人は、できるだけ多くのM&A仲介サイトに登録をおすすめします。

登録無料、登録しても営業電話がかかってくるもでのもなく、要は新着情報がメールで届きます。

 

 

【買い手】おすすめのM&A仲介会社をピックアップ

おすすめの理由は、①登録数が多い、②完全成功報酬、以上の2点です。

>>譲渡オーナー様は完全無料|事業承継M&Aプラットフォーム【ビズリーチ・サクシード】

テレビCMでお馴染み、ビズリーチもM&Aサービスを提供していますので、こちらも登録しておきましょう。

登録社数は5,000社、掲載案件は2,000件以上です。

こちらは法人のみが利用可能です。売り手は手数料完全無料、買い手は、成約時にかかる2%(最低200万円)の成功報酬です。

 

>>介護M&A仲介の専門サイト | 介護M&A支援センター

介護M&A支援センターは、介護福祉の業界専門の仲介会社です。

登録者数は5,000人、掲載案件は介護系で100件超です。

こちら誰でも利用可能ですが、個人への売却は積極的でないようです。

こちらは逆に売り手・買い手の双方に手数料(最大10%)がかかります。

 

 

【売却を検討されている方】

記事中に書いているよう、M&Aの成約率は20~40%。

売却表明したからと言え、すぐ成立するものでありません。

また売却当初は仲介会社も一生懸命に営業活動しますが、買い手がつかなければ、段々と尻すぼみになります。

 

したがって、売却を検討する方も、複数の仲介会社と契約される事をおすすめします。

実は仲介会社は、これを嫌がります(本当は独占したい)。しかし成約率20~40%では、こちらも安心できず、打てる手は打っておきたいものです。

特に初期費用無料の仲介会社なら、なおさら相談してみてリスクはありません。

 

 

【売り手】おすすめのM&A仲介会社をピックアップ

売り手側でおすすめ理由はパートナーシップです。どれだけ実績のあるM&A会社でも、真剣に取り組んでくれなければ、話はまとまりません。M&A仲介会社には、大型案件を得意とする企業、中小零細を中心に仲介している企業、介護業界に特化した企業、様々です。

売却を検討される企業は、自社の身の丈にあった相手を選ぶことが何より大事です。

 

介護M&A仲介の専門サイト | 介護M&A支援センター

介護福祉の業界専門の仲介会社です。

登録者数は5,000人、掲載案件は介護系で100件超です。売り手・買い手の双方に手数料(最大10%)がかかります。

 

 

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