介護施設の新人離職率0%を実現したリフレクションラーニング、首都圏でサービス本格スタート
社会人向け研修を手掛ける株式会社ラーニングスクエア(本社:東京都千代田区)は、有料老人ホームやデイサービス等の介護福祉施設で働く職員の、「介護離職ゼロ」(定着率の向上)の実現と働きがい醸成・モチベーション向上のために、新人・若手育成プログラム「リフレクションラーニング」のサービスを開始しました。
リフレクションラーニングとは、同社が開発・提供している研修プログラムであり、施設長やヘルパーなど、同じ立場、職種のメンバーが集まり、互いの仕事を通じて学び合う実践型人材育成ソリューションです。
2014年の有効求人倍率は全作業平均0.93に対し介護分野は1.82である事からも分かるよう、介護福祉の現場は慢性的な人手不足です。
労働環境の改善が急務と叫ばれる中ですが、人手不足により現場へのしわ寄せにより、職員の退職が後をたたない悪循環です。
人手不足の問題は一朝一夕に解決できるものではありませんが、厳しい環境の中でも、悩みや困難を乗り越えるために互いが学び合い、解決の糸口と明日への活力を持ち帰り、離職に歯止めをかけようと開発されたプログラムです。
最大の特徴「月1回90分の振り返り会を中心としたプログラム」
リフレクションラーニングは、同じ状況、同じ立場の職員が月1回集まって90分間対話する「リフレクションミーティング」を中心に設計されたプログラムです。
プログラムの内容を簡単に紹介しますと、
・一旦立ち止まって、職員同士でありのままを振り返り、ありのままを語り合う。
・先輩職員も研修に参加。語り合った内容に対して実践的で建設的なフィードバックを行う。
・回を重ねる度に、自然に社員同士に支え合い・学び合いのつながりが生まれ、今いる場所で働く価値を見出していく
90分という限られた時間の中のプログラムであるため、時間の融通が効きにくい介護職員でも取り組みやすい内容です。
新人・若手職員の離職率0%を実現
介護福祉施設で「リフレクションラーニング」を導入した結果、新人・若手離職率ゼロを実現しました(2015年10月時点でも離職率ゼロを継続中)
リフレクションラーニングは3年を基本とした年間プログラムでありますが、同社によると、最短6ヵ月間の実施であっても参加者全員がイキイキと働いている、といいます。
株式会社ラーニングスクエアは、高い志と社会貢献意欲を持って介護福祉業界に入ったにも関わらず、燃え尽き、離職してしまうことが多い新人・若手職員が、厳しい環境の中でも、働きがいと働く喜びを見出しながら、自己成長し活躍し続けられるよう開発した新人・若手向け研修プログラム「リフレクションラーニング」を、首都圏を中心に介護・福祉施設をはじめ、企業・団体にも提供を本格的に開始しました。