介護スタッフ必読!不機嫌な職場を変えるアンガーマネジメント本5選
アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで始まったアンガー(イライラ、怒りの感情)をマネジメント(上手に付き合う、コントロールする)ための心理教育です。
(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会HPより)
企業人や政治家、スポーツ選手にいたるまで、アンガーマネジメントの技術を習得し、自身の仕事に活かしています。
利用者、スタッフ、多くの人の中で仕事をする介護スタッフは、対人関係で多くのストレスを抱える傾向にあり、それが原因で離職したり、利用者やその家族からのクレームとなったりします。
・職場の同僚や利用者と人間関係でトラブルにならないよう
・イライラせずに効率的に仕事をするため
・介護士や施設管理者などストレスの高い仕事の人のストレス対策として
・経営者や施設長は、怒りにまかせた言動で周囲からの信頼を失わないため
怒りの感情を上手にコントロールするアンガーマネジメントについての知見を深める、おすすめ本を5冊紹介します。
1.アンガーマネジメント 怒らない伝え方
*参考価格:¥ 1,512
*かんき出版
*著作者:戸田 久実
本書は、怒りという感情の扱い方、相手に伝わる言い方を、仕事やプライベート、いろんなシーンに分けて、状況別のセリフ、会話を紹介して、○と×で明快に解説しています。
「怒り」は、人間にとって、自然な感情。無理に抑えたり、感じないようにするのは、かえって不自然な行為です。
怒る必要があることは怒ってもいい。大切なのは、相手に伝わるように言い方を工夫することです。
この本の中では、「こういう言い方もあるんだ」とか「なるほど、これなら言えそう」「こうやって言ったらスマートだな」と思えるヒントがたくさん書かれています。
2.感情的にならない本
ご存知、精神科医であり受検アドバイザー、評論家、コメンテーターなどマルチに活躍している和田秀樹氏の売れている本です。
「感情」は自分では制御できないものではなく、そうなる「法則」や「感情的になるパターン」があり、そのことを知り、「感情的にならない」コツを押さえれば、穏やかな気持ちを保つこともできます。
本書では「感情コンディション」を整える方法、「曖昧さに耐える」思考法、「パニックに陥らない」技術、「いつでも気軽に動く」技術、「小さなことでクヨクヨしない」技術など、精神科医の著者が体験的に得た方法や精神医学の立場から紹介しています。
3.アンガーマネジメント入門
職場や家庭でイライラ、カチンときている人、「怒り」にふりまわされがちな人が、「怒り」の感情を知り、上手に受け止めて、プラスに生かすための手法「アンガーマネジメント」の基本をわかりやすく、実践しやすいよう一冊にまとめた入門書です。
著者の安藤氏は、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会理事、日本にアンガーマネジメントを普及させた本人です。
4.イライラとうまく付き合う介護職になる! アンガーマネジメントのすすめ
*参考価格:¥ 2,160
*中央法規
*著作者:田辺有理子
介護職向けに書かれたアンガーマネジメント本。
イライラや怒りの感情は誰もが日常的に抱くもの。でも介護職の場合、それが利用者や家族との関係に影響することも…。そこで介護職が仕事や職場の人間関係によるイライラや怒りと上手に付き合いながら、いきいきと働き続けるためのノウハウを介護現場の事例満載で紹介しています。
著者の田辺有理子氏は、看護師として病院勤務を経て、現在は看護師の養成、教育に携わっています。